年長なのに指しゃぶりがやめられない…それって大丈夫!?焦るママが知っておきたい安心の関わり方

来春には1年生。

ランドセルを選びながら、ふと目に入るお子さんの指…。

「もうそろそろやめてほしいんだけど、どうしたらいいの?」と、胸がざわざわしてしまうことってありますよね。

我が家の子どもも、年長のときまで寝るときだけ指しゃぶりが続いていました。

「もういい加減にして!」と声を荒げてしまったこともあって、後から自己嫌悪になったりもして。

そんな経験があるからこそ、同じように悩んでいるお母さんの気持ちはよくわかります。

この記事では、なぜ年長になっても指しゃぶりが続くのかという理由と、歯並びへの影響として知っておきたいこと。

そして叱らずに親子で卒業できる具体的な方法をお伝えしていきます。

「突然始まった」という場合も、「ずっと続いている」という場合も、どちらのお子さんにも当てはまる内容になっているので、気になるところから読み進めてみてくださいね。

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年長になっても指しゃぶりが続く・突然始まる理由

年長さんの指しゃぶりには、大きく分けて

  • 赤ちゃんのころから続いている
  • 年長になってから突然始まった
この2つのパターンがあります。

どちらも根っこにある理由は同じで、お子さんが何らかの不安や緊張を、指を吸うことでやわらげようとしているんですね。

指を吸う刺激は脳に安心感を与える効果があると言われていて、いわばお子さんの「自前の気持ち安定剤」のようなものです。

年長という時期は、園で最年長として頑張りながら、小学校という未知の世界への期待と不安を小さな胸に抱えているとても忙しい時期。

言葉では

「怖い」
「緊張する」

と表現できない代わりに、指で心のバランスを取っていることが多いんです。

生活の変化がきっかけになることも

特に生活に変化があったときは指しゃぶりが出やすくなります。

下の子が生まれたり、習い事が増えたり、引っ越しや仲の良いお友達との別れなど…。

こういった変化のあとに「突然また始まった」という場合は、お子さんの心が「ちょっと助けて」というサインを出しているのかもしれないですね。

そう思うと、指しゃぶりの見え方が少し変わってきませんか?

愛情不足とは関係ありません

「もしかして愛情が足りてないから?」と自分を責めてしまうお母さんも多いですが、指しゃぶりは愛情不足のサインではありません。

子どもが不安や緊張を感じること自体はとっても自然なことで、そこに親の愛情の量は関係ないんです。

むしろ、お家が世界で一番安心できる場所だからこそ、外でがんばってきた分の緊張を家に帰ってから指で解放している、という面もありますよ。

「私のせいかも」という罪悪感は、どうか手放してくださいね。

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年長の時期に知っておきたい、歯並びへの影響

「指しゃぶりって歯並びに本当に影響するの?」と気になっているお母さんも多いと思います。

結論からいうと、3歳ごろまでの指しゃぶりは歯への影響が比較的小さいとされていますが、5〜6歳の年長さんになっても続いている場合は、少しだけ意識してあげる必要があります。

理由は、ちょうどこの時期から永久歯が生えてくる準備が始まるからです。

乳歯の下で永久歯が育っているこの時期に、指で繰り返し強い圧力をかけ続けると、歯や顎の成長に影響が出てくる可能性があるんですよね。

不安を煽りたいわけではないけれど、知っておくことで「なんとなくの心配」が「今から動けばいい」という前向きな気持ちに変わると思うので、参考にしておいてくださいね。

歯並びや噛み合わせへの主な影響

指を強い力で長時間吸い続けると、上の前歯が前に押し出される「出っ歯」になりやすくなります。

また、上下の前歯の間に隙間ができる「開咬(かいこう)」という状態になることがあって、食べ物を前歯で噛み切りにくくなってしまうことも。

ただし、

  • 吸う強さ
  • 頻度
  • どの指を吸っているか
によって個人差がとても大きいので、「必ずこうなる」ということではありませんよ。

なので、歯並びが気になってきたら、小児歯科でチェックしてもらうのが一番安心ですね。

発音や小学校生活への影響

前歯に隙間ができると、空気が漏れて「サ行」や「タ行」の発音がしにくくなることがあります。

小学校に入ってから音読や友達との会話が増えるタイミングで気になりやすいので、入学前に少しずつ対策を進めておけると安心ですね。

また、授業中に無意識に指が口に向かってしまうと、ノートを書いたり教科書をめくったりする手が止まってしまうことにもつながります。

お子さんが自信を持って1年生をスタートできるよう、今から少しずつ準備できるといいですね。

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指しゃぶりを長引かせてしまうNG行動

お子さんのためを思ってやってしまいがちな行動が、実は指しゃぶりを長引かせることにつながる場合があります。

知っておくだけで「やってしまった!」を防げるので、ぜひ覚えておいてくださいね。

叱ったり、恥ずかしいと感じさせたりすること

「もう年長なんだから!」
「みんなに見られたら恥ずかしいよ」

そんな言葉は、お子さんのプライドを傷つけてしまいます。

叱られることで不安が強まり、かえって指を吸う頻度が増えたり、親の目を避けて隠れてこっそりするようになることがあるんです。

指しゃぶりは「いけないこと」ではなく「これから卒業していくもの」として、穏やかに向き合ってあげてくださいね。

叱ってしまったあとのフォローの仕方

「ついきつく言ってしまった…」という経験があるお母さんも多いと思います。

でも、そんな日があっても大丈夫ですよ。

その後でお子さんに「さっきはきつく言ってごめんね」と一言伝えてあげるだけで、お子さんの心はまた安心感を取り戻してくれます。

完璧にやろうとしなくていいんです。

失敗した日があっても、また翌日からゆっくり続けていけば十分ですよ。

心の準備ができていないうちに強制的に止めること

本人の気持ちが整っていない段階で無理やり指を離させたり、急に「今日からダメ!」と決めたりすると、かえって指への執着が強くなることがあります。

それが原因で夜泣きが増えたり、今度は爪噛みという別の癖が出てきたりするケースも。

急がば回れで、お子さんのペースを大切にしながらゆっくり進めていくのが、結果的に一番の近道になりますよ。

親子で笑顔で卒業するための具体的な方法

無理なく、自然に指しゃぶりを卒業するために、日常の中で取り入れやすい方法をご紹介しますね。

「これならできそう」と思えるものから、一つずつ試してみてくださいね。

お子さんと一緒に「やめる日」を決める

お母さんが一方的に「やめなさい」と決めるより、お子さん自身が「よし、がんばってみる!」という気持ちになることが一番大切です。

「1年生になったらかっこいいね」
「一緒に頑張れる?」

そうやって問いかけながら、お子さんが自分の口で「やってみる」と言えるまで待ってあげてくださいね。

小学校入学という大きな節目は、お子さんにとっても「よし変わろう」というやる気が生まれやすいタイミングなので、うまく活かしてあげてくださいね。

できた日をシールで「見える化」する

大きめのカレンダーを用意して、指を吸わずに過ごせた時間は大好きなシールを一緒に貼りましょう。

最初は

  • 夕食の時間だけ
  • お風呂の間だけ
という短い時間から始めて大丈夫ですよ。

「昨日より少しできた!」という小さな達成感が積み重なることで、お子さんの自信とやる気がだんだんと育っていきます。

できた日をほめるときは、思いきり大げさに喜んであげるのがポイントですよ。

「寝るときだけ」の指しゃぶりへの対応

一番指が恋しくなるのは、眠くなる寝る前の時間です。

「昼間はしないのに寝るときだけ」という場合は、眠いときに不安が高まりやすい子に多いパターンです。

このときにお母さんがそっと手を握ってあげるだけで、指の代わりに「お母さんの手のぬくもり」が安心のスイッチになっていきますよ。

短い絵本を一冊読み聞かせたり、今日楽しかったことを一緒にお話しするゆったりした時間を作るのも効果的です。

「とんとんとん…」と手を動かす手遊び歌も、リズムを楽しみながら手を使うことで自然に指をくわえる暇がなくなる、おすすめの方法ですよ。

寝るまでの時間にお子さんが安心できる「お決まりのルーティン」ができると、指しゃぶりがなくても眠れるようになっていくケースが多いですね。

防止グッズを上手に取り入れる

他の方法を試してもなかなか難しいとき、そしてお子さん本人がやめようという気持ちになってから、防止グッズを活用してみてもいいですよ。

「卒業するためのお守りだよ」と伝えてあげると、お子さんも前向きに受け入れてくれやすくなります。

ただ、「お仕置き」や「罰」のニュアンスで使ってしまうと逆効果になってしまうので、そこだけ注意してくださいね。

アイテム 特徴 使うときの注意点
苦いマニキュア 無意識に吸うのを防ぐ効果があります 初めて使うときに驚いて泣いてしまうこともあるので、事前に「苦くなるよ」と説明してあげてくださいね
キャラクター絆創膏 本人のやる気が出やすいです 水で剥がれやすいので、こまめに貼り替えてあげてくださいね
指サック・手袋 物理的にガードできて安心です 蒸れやすいので、寝るときだけ使うなど時間を決めると使いやすいですよ

一人で悩まず、専門家や園の先生を頼ることも大切

子育てって、一生懸命取り組んでいても、なかなかうまくいかないこともありますよね。

そんなときは一人で抱え込まずに、周りの力を借けることも全然ありですよ。

お母さんの心が軽くなることが、お母さんの普段の笑顔につながって、それがお子さんへの一番のプレゼントになりますから。

歯科医に相談するタイミング

歯並びや噛み合わせが気になるとき、または年長になっても一向に指しゃぶりが減る気配がないときは、小児歯科や矯正歯科に相談してみてくださいね。

先生から「今のところはまだ大丈夫ですよ」と言ってもらえるだけでも、お母さんの気持ちがぐっと楽になることも多いはずですよ。

また、歯科医の先生と一緒に卒業の目標を立てると、「先生との約束だから!」という気持ちでお子さん自身が取り組みやすくなることもありますよ。

保育園・幼稚園の先生と連携する

お家でがんばっていることを、担任の先生に伝えておくのもおすすめです。

「少しずつ取り組んでいるので、園でも様子を見ていてもらえると助かります」

そんなふうに一言添えるだけで、園と家庭が同じ方向でサポートできるようになりますよ。

お子さんにとっても、先生にも見守ってもらえているという安心感につながりますね。

まとめ|年長の指しゃぶりは、焦らずお子さんのペースで大丈夫ですよ

最後に、この記事でお伝えしたことを振り返っておきますね。

指しゃぶりが続く・再び始まる理由は「愛情不足」ではなく、お子さんが不安や緊張を自分の力でやわらげようとしているサインです。

年長さんは小学校への期待と不安を小さな胸に抱えているとても忙しい時期だから、指しゃぶりが出やすくなるのは自然なことなんですよね。

歯並びへの影響は、吸う強さや頻度によって個人差があります。

気になるときは小児歯科に相談するのが一番です。

やめさせるときは叱らずに、お子さん自身の「やめたい」という気持ちを引き出すことを大切にしてくださいね。

特に寝るときだけの指しゃぶりには、

  • 手をつないで寝る
  • 絵本の読み聞かせ
  • 手遊び
など「指がなくても安心できる代わりの習慣」を作ってあげることが効果的ですよ。

入学までに完全に卒業できなかったとしても、お子さんの心の安定の方が優先順位は高いです。

「指しゃぶりをやめさせること」よりも「お子さんが安心して毎日を過ごせること」を大切に、ゆったりした気持ちで見守ってあげてくださいね。

お母さんがゆったり構えていれば、お子さんも必ず自分のタイミングで指を離すことができますよ。