
リクガメを飼ってみたい気持ちはあるのに「飼い始めて後悔しないかな」って不安になりますよね。
結論から言うと、後悔しやすいポイントはだいたい決まっていて、そこを先に知っておくだけで不安はかなり小さくできますよ。
リクガメ飼育で後悔する人には共通点がある
リクガメで後悔したと感じる人は、リクガメが悪いわけでも、その人がダメなわけでもなくて、たいてい「始める前のイメージがふわっとしたままだった」ことが原因になりやすいんですね。
逆に言うと、飼い始める前に日常のイメージが少しでも持てている人は、落ち着いて向き合いやすくて「思ってたより大丈夫だった」になりやすいです。
不安があるから向いていない、ではなくて、不安があるからこそ準備ができる、ってことも多いんですよ。
後悔しやすいのは「よく分からないまま始めた」とき
後悔って、いきなり大事件が起きて「もう無理だ」となるよりも、じわじわ積み重なって出てくることが多いです。
たとえば、
「思っていたより世話の段取りが掴めなくて生活がバタついたり」
「家族の協力が得られなくて一人で抱えたり」
そういう小さな「うーん」が続くと心が疲れてしまいますよね。
だからこそ、最初に
「毎日やることって何だろう」
「週に一回くらいの作業はあるのかな」
みたいに生活と結びつけて想像しておくのが効きますよ。
満足しやすいのは「できる範囲の形」を決められたとき
うまくいく人は、最初から完璧な環境を作っているというより「自分の生活の中で回る形」を先に決めていることが多いです。
朝はバタバタするから夜に世話の時間を寄せようとか、旅行が多いから預け先や協力者を最初に考えようとか、そういう現実的な決め方ですね。
リクガメ飼育は、背伸びしすぎない形に落とせると、気持ちがすごく安定しやすいです。
なぜ「後悔しそう」と感じてしまうのか
ここからは、あなたの不安がどこから来ているのかを、いったん言葉にして整理していきますね。
不安って、正体が分からないと大きく見えるんです。
なので、正体が見えると「ああ、ここを押さえればいいのね」って急に小さくなることがあるんです。
飼育のイメージがぼんやりしているから
リクガメは犬や猫みたいに、身近に飼っている人がすぐ近くにいるとは限らないですよね。
そのぶん
「毎日どうするの」
「どれくらい手がかかるの」
みたいな生活感がつかみにくくて、想像ができないところに不安が生まれやすいです。
人って分からないものに対しては、つい最悪の想像を足し算しがちなので、ぼんやりしているだけで不安が大きくなってしまうんですよ。
長く生きると聞いてプレッシャーを感じるから
寿命が長いと聞くと、それだけで急に背筋が伸びますよね。
「途中で生活が変わったらどうしよう」
「引っ越したらどうしよう」
って、未来の不確定要素まで一気に抱えたくなってしまいます。
でもこの不安は、あなたが軽い気持ちで飼いたくないと思っている証拠でもあるので、不安があること自体を責めなくて大丈夫ですよ。
失敗談ばかり目に入ってしまうから
ネットで調べると、大変だった話や失敗した話が目に入りやすいですよね。
うまくいっている人って、わざわざ「今日も問題なく元気でした」って毎日発信しないので、情報の偏りが起きやすいんです。
だから「失敗談を見たから危ない」ではなく「失敗しやすいポイントが見えた」と捉えると、ちゃんと役に立つ情報になりますよ。
後悔しないためにできること
ここからは、具体的にどう準備していくと安心が増えるかを、生活に落とし込む形でお話ししますね。
大事なのは、知識を増やして自分を追い込むことじゃなくて、暮らしの中で回る形を作ることです。
飼育の「日常」を具体的に知っておく
まず安心につながりやすいのが、日常を「毎日やること」と「たまにやること」に分けて考えることです。
毎日やることが何か分かるだけで、生活の中に置き場所が作れますよね。
たまにやることは、週末にまとめるとか、忙しい週は無理をしないようにして翌週に調整するとか、ゆるい管理でも回しやすいです。
「ずっと見張っていないといけないのかな」という不安がある人ほど、この分け方が効きますよ。
完璧を目指さないと決めておく
最初から完璧にやろうとすると、ちょっとしたイレギュラーで心が折れやすいです。
たとえば、今日は思った通りに世話ができなかったとか、予定がズレたとか、そういう日は普通に出ますよね。
そのときに「私は向いてないのかも」と結論を急がないようにして、まずは立て直せる形を作るのが大事です。
完璧じゃなくても続く形のほうが、結局うまくいきやすいですよ。
「合わなかったらどうするか」も考えておく
これはちょっと現実的な話なんですけど、最初に逃げ道を考えておくと気持ちがすごく楽になります。
困ったときに相談できるお店や詳しい人がいるだけで、頭の中の「もしも」が暴れにくくなるんですね。
「合わなかったら終わり」じゃなくて「合わなかったら相談して調整する」という選択肢があるだけで、不安はだいぶ小さくできますよ。
飼う前に知っておきたい注意点
ここは、背中を押すためというより「知らずに始めて後から困らない」ための話です。
ちょっとだけ現実を見ておくと、むしろ安心してスタートしやすくなりますよ。
生き物なので予定通りいかないこともある
リクガメに限らず、生き物はマニュアル通りにいかない瞬間がありますよね。
元気な日もあれば、様子がいつもと違う日もあります。
不安になりすぎないためには「変化があったら相談する」という行動の型を先に持っておくのが安心です。
気になることが続くときは、自己判断で抱え込まずに、早めに詳しい人や動物を診られる病院に相談するのが安全ですよ。
「かわいい」だけでは続かない瞬間もある
リクガメは、毎日わかりやすく懐いたり、表情がコロコロ変わったり、そういうタイプの子とは違うことが多いです。
成長もゆっくりなので「変化が少ないな」と感じる時期もあります。
でも逆に言うと、その静かな時間を「落ち着く」「癒やされる」と感じられる人には、すごく相性がいいです。
ここは向き不向きが出やすいので、あなたがどっちのタイプか想像してみると判断しやすいですよ。
家族や生活リズムとの相性も考える
後悔の芽になりやすいのが、飼育そのものより「生活との噛み合わせ」だったりします。
置き場所をどこにするかで家族の動線が変わったり、世話の時間帯が合わなくてストレスになったり、旅行や外出のときに急に困ったり、そういう部分ですね。
ここは飼う前に「我が家の場合はどうする」と一回だけ具体的に想像しておくと、あとからの慌てが減りますよ。
それでも不安な人へ
ここまで読んでもまだ不安が残るなら、それはあなたが真面目で、ちゃんと向き合おうとしているからだと思いますよ。
不安をゼロにしてから始めるのは難しいので、不安と一緒に進める形を作れるかどうかがポイントになります。
不安は「慎重に選べる力」でもある
不安がある人は、勢いで迎えるより、暮らしに合う形を探せる強みがあります。
不安を感じた場所が、そのまま準備ポイントになるので、むしろ判断が上手になりやすいんですね。
「不安があるからダメ」ではなく「不安があるから確認できる」と考えてみてくださいね。
今すぐ決めなくても大丈夫
飼うかどうかの判断は、今日のテンションで決め切らなくても大丈夫ですよ。
少し時間を置いても気持ちが変わらないか、家族の協力が見込めそうか、生活の中で回るかを考えてみるだけでも、後悔は減らせます。
知った上で選ぶことがいちばん大事で、無理に背中を押す必要はありません。
まとめ
リクガメを飼い始めて後悔しないか不安なときは、だいたい
「日常のイメージがぼんやりしている」
「長く生きる責任が重く見える」
「失敗談が目立って怖くなる」
という流れで不安が大きくなりやすいです。
でも、
「毎日やることとたまにやることを分けて考えて」
「完璧を目指さない形を決めて」
「困ったときの相談先を先に想像しておく」
それだけで、不安はちゃんと小さくできますよ。
