赤ちゃんが5~6ヶ月になったら始めるのが離乳食。
これまで母乳やミルクをさっと与えるだけだったのが、食事を作って与えないといけません。
私は、「子供にご飯をあげる」という事実がかなりプレッシャーでとても落ち込んでいました。
さらに、離乳食を始めたものの、うまく進まなかったり、食べてくれなかったり心が折れそうになりました。
特に辛いのが離乳食初期の裏ごしの作業です。
芋類やにんじんなどは正直面倒ですが、まだまだかわいいもの。
小松菜やほうれん草などの葉物野菜は本当にしんどかったです。
裏ごしはできればしたくないですよね!
どうにかしてしない方法はあるのでしょうか?
そもそもどうしてしないといけないのでしょうか?
裏ごしをする理由は、赤ちゃんが食べやすくするためです。
生まれてからずっと母乳やミルクなどの液体しか口にしたことがない赤ちゃん。
そんな赤ちゃんが初めて違う味、舌触りのものを口にするのが離乳食です。
また、赤ちゃんの体は消化器もまだ未発達なので、そのままの形で食べ物がうんちと一緒に出てきてしまったりお腹を壊してしまったりします。
離乳食が始まったばかりの初期には裏ごしが必要な作業です。
離乳食で裏ごし不要な食材はある?裏ごしの代わりに使える道具も紹介
どの食材も全て裏ごしが必要なのでしょうか?
食材によっては裏ごしせずに与えることができます。
- 豆腐
- じゃがいも、さつまいも、かぼちゃなどよく茹でた芋類
- ヨーグルト
離乳食初期から与えたい葉物野菜
初期から与え始めたい食材として、葉物野菜があります。
これは鉄分補給のためです。
お腹の中で大きくなる間に貯めた鉄分を生まれて半年ほどで使い切ってしまうと言われています。
鉄分は体に必要な成分です。
鉄分不足は脳の発達などにも影響があるのでしっかりと離乳食でケアしてあげる必要があります。
しかし、小松菜やほうれん草の裏ごしは正直にとっても面倒です。
面倒な葉物野菜に!ハンドブレンダーがおすすめ
ここで役に立つのがブレンダーです。
おすすめなのは手に持って使うハンドブレンダー。
ほどほどのサイズに切った食材を柔らかくゆで、ブレンダーの容器に入れて、ブレンダーで混ぜるだけで、滑らかになります。
私も1人目の時一度ほうれん草の裏ごしにチャレンジしましたが、心が折れました。
そこでハンドブレンダーを買って作ったところすごく簡単で感動しました!
ハンドブレンダーで作る場合は、1食分ずつではなく1週間分をまとめて作ることになります。
すぐ使わない分は1回分ずつ製氷皿などに冷凍するとさっと使えて便利です。
ハンドブレンダーは葉物野菜の他に、10倍粥の裏ごしやにんじんの裏ごしの代わりになります。
非常に便利ですし、離乳食以外にもポタージュなど大人の食事にも使える道具ですよ。
離乳食をブレンダー後でも裏ごしした方がいいって本当?
面倒な裏ごしをスイッチひとつで解決してくれるハンドブレンダー。
でも
「ブレンダーだけで本当になめらかになるの?」
「ブレンダー後に裏ごししなくていいの?」
そんな疑問を持つ方もいるかもしれないですね。
結論、ブレンダー後は裏ごししなくても大丈夫。
ハンドブレンダーを使えば簡単にトロトロの状態が作れます。
私も離乳食はハンドブレンダーを使っていたひとりです。
お粥を炊飯器で炊いて、ハンドブレンダーで混ぜてトロトロの状態にして与えていました。
ブレンダーの後に裏ごしはしませんでしたが、子どもは問題なく食べてくれました。
お腹を壊したりすることもなかったです。
野菜はだし汁や野菜スープなどと一緒に柔らかく煮てから、ブレンダーで30秒から1分くらい混ぜればトロトロのペースト状になります。
離乳食初期に与える定番の白身魚やシラスも、おかゆと一緒にブレンダーで混ぜることで滑らかになります。
ハンドブレンダーのいいところは一度にたくさん作れるところ。
追加で裏ごしをする必要もありません。
ハンドブレンダーひとつでトロトロの状態にできるし、多めに作って製氷機に小分けして冷凍ストックしておけば毎回離乳食を作らなくてもよくなります。
お母さんは離乳食作り以外にもやることはたくさん。
離乳食作りで疲れてしまったり、ストレスが溜まると離乳食が憂鬱になってしまいます。
少しでも楽をして、赤ちゃんと笑顔で過ごせるように、ブレンダーを活用してみてはいかがでしょうか。
離乳食で裏ごし不要なベビーフードのおすすめ3選!簡単らくちん!
裏ごしが大変だから、裏ごしが不要な食材やハンドブレンダーについてお伝えしました。
もっと楽な方法があります。
ベビーフードです。
離乳食が始まる5ヶ月から使えるベビーフードがあります。
種類は3種類あって
- パウチに入ったレトルトタイプ
- 瓶に入ったタイプ
- 水やお湯でとく粉末
- フリーズドライタイプ
特に離乳食初期に家での離乳食に取り入れるなら、おすすめなのが「粉末」、「フリーズドライ」タイプ。
1つ5gととても使いやすい容量になっています。
今回は裏ごししにくい食材のベビーフードに注目して3つ紹介します。
離乳食初期に!裏ごししにくい食材のベビーフード①はじめての離乳食 裏ごしおさかな(和光堂)
白身魚の裏ごしをフリーズドライにしたベビーフードでお皿に取り出しお湯でといて使います。
1袋に3キューブ入っているので、離乳食の進み具合に合わせて量を調節して使えます。
自分で白身魚を裏ごししようとするとかなり難しく、このベビーフードのようには滑らかになりません。
私も大変お世話になったベビーフードです。
離乳食初期に!裏ごししにくい食材のベビーフード②はじめての離乳食 裏ごしほうれんそう(和光堂)
さきほどの裏ごしおさかなの同じシリーズで、ほうれん草のフリーズドライです。
こちらも同じように1袋3キューブで必要量出して使えます。
お魚と同じく、ほうれん草も裏ごしの手間が大変な食材なのでベビーフードを使うのはおすすめです。
離乳食初期に!裏ごししにくい食材のベビーフード③野菜フレークセット(無添加無着色)北海道産(大望)
ベビーフードというわけではありませんが、北海道産の野菜を100%使用した野菜フレークです。
お湯に溶いて使います。
粉じゃないのでダマになりにくく使いやすいのが特徴です。
種類はにんじん、かぼちゃ、じゃがいも、とうもろこしの4種類です。
量が多いですが、パウチなので必要な量ずつ使うことができます。
また、離乳食だけじゃなくて大人の食事にも活用できるのが嬉しい点です。
とうもろこしフレークを牛乳で溶いて温めれば簡単にコーンポタージュができます。
じゃがいもやかぼちゃのフレークを使えば簡単にマッシュした状態になるので、コロッケなどが作りやすいです。
離乳食を裏ごししないとどうなる?のまとめ
ベビーフードを取り入れるのってちょっと手抜きしすぎの気もして手が出しにくいですよね。
離乳食作りでくたびれて、食べてくれなくてイライラが募るくらいなら、ベビーフードでささっと済ましてしまうのも手です。
よく言われるのは「出汁を取る暇があるなら、睡眠を取れ」です。
離乳食が始まる頃はまだ夜間の授乳がある子がほとんど。
寝不足でイライラしたり、赤ちゃんとのコミュニケーションをうまく取れなくなるなら、離乳食にこだわるより寝ましょうということです。
さらにベビーフードにはもう1ついい点があって、手探りの離乳食のお手本になることです。
- どのくらいの硬さがいい?
- どのくらいの粒の大きさなら食べられる?
- 味はどのくらいつけていい?
- どのくらいの量を用意したらいいの?
月齢にあったベビーフードを与えてみて様子を見ることで、自分の作る離乳食のお手本になります。
無理をせずに、ハンドブレンダーを買ったり、ベビーフードを取り入れたりしてみましょう。
肩の力を抜いて、離乳食をすすめてくださいね。