
リクガメを飼いたい気持ちはあるのに「オスとメスで性格が違うのかな」「どっちが飼いやすいんだろう」と考え出すと、急に不安が増えますよね。
命の話だから軽く決めたくないし、できれば「知らなかった」で慌てたくないし、選ぶ前にちゃんと整理しておきたくなるのも自然です。
この記事では、オスとメスで本当に飼いやすさが変わるのか、どこまで気にして選べばいいのかを、できるだけ噛み砕いてまとめますね。
読み終わったあとに「じゃあ私はこう選べばいいんだな」が残るように、原因と判断と行動までつなげていきますよ。
オスとメスで「決定的に飼いやすい差」は大きくない
結論から言うと、オスだから難しい、メスだから楽、みたいな差は基本的に大きくないんですね。
温度管理や紫外線ライトや毎日のごはんや水の考え方は、性別でガラッと変わるものではありません。
だから「性別で失敗したらどうしよう」という不安は、少し肩から降ろして大丈夫ですよ。
ただ、性別によって「そういう傾向が出ることがある」と言われる行動がいくつかあって、そこを知らないとびっくりしてしまうことがあります。
びっくりして「私には無理かも」と感じるのがいちばんもったいないので、先に知っておくのが安心につながるんですね。
性別より大事なのは「個体差」と「環境」
よくある勘違いが「オスはこう、メスはこう」と決め打ちしてしまうことなんですけど、実際は同じ性別でも性格はけっこう違います。
活発なメスもいますし、落ち着いているオスもいます。
育ってきた環境や人への慣れ具合でも印象は変わりますよね。
だから初心者さんが最初に重視する順番は、性別よりも
「その子が健康そうか」
「今の自分の生活で無理なく世話が続くか」
になってきますよ。
とはいえ性別の“傾向”を知っておくと後悔を減らせますよ
飼育そのものの難しさは同じでも、
「成長してから行動が変わったり」
「多頭飼いを考えたときに相性が出たり」
「メスなら卵の可能性が出たり」
というポイントはあるんですね。
だから性別は「絶対に先に決める条件」ではなくて、「知っておくと落ち着いて対応できる条件」なんです。
このくらいの距離感で捉えると、選びやすくなりますよ。
なぜ「性格が違う」と感じやすいのか
ここがモヤモヤの正体になりやすいところです。
性別の違いそのものより、情報の受け取り方で不安が大きくなってしまうんですね。
「オスは活発、メスはおっとり」と言われる理由
「オスは活発」「メスはおっとり」という言い方は、たしかに耳に入りやすいですよね。
実際にそう見える場面もあります。
ただ、それが全員に当てはまるわけではないんです。
動きが多い子を見ると「オスっぽい」と感じたり、落ち着いた子を見ると「メスっぽい」と感じたりして、印象が強く残りやすいんですね。
でも実際は、その子の性格や飼育環境や人への慣れ具合、季節による活動量の差でも「活発さ」は増えたり減ったりします。
だから「性別で性格が決まる」と思いすぎると、選び方が苦しくなってしまうんですよね。
繁殖のイメージが不安を必要以上にふくらませる
もうひとつ不安を膨らませるのが「繁殖」の連想です。
オスは落ち着きがなくなったり、同居の相手にしつこくしたりするのではと心配になりますし、メスは卵を産んだら大変そうと想像しやすいですよね。
でも、初心者さんがまず一匹で始める前提なら、最初から繁殖の心配で生活が崩れることは多くありません。
もちろん可能性はゼロではないので、知っておくと安心です。
ただ、怖がるために想像を膨らませるよりも、「起きたら慌てず対応できるように」くらいで受け止めておくと気持ちがラクになりますよ。
不安を減らす選び方は「性別より健康そうかどうか」
ここからは「じゃあ何を見ればいいの?」に答えていきますね。
性別より先に見るべきところを押さえると、選び方が一気にラクになりますよ。
お迎え前に見るポイントは「元気さ」と「違和感の少なさ」
まず見たいのは、その子が元気そうかどうかです。
- 動きが極端に鈍くないか
- 反応が弱すぎないか
- 目が開きづらそうじゃないか
- 鼻や口まわりが汚れていないか
- 甲羅や皮膚に気になる傷や荒れがないか
ここで性別がはっきりしていても、体調面で不安がある子を選ぶほうがハードルが上がりやすいです。
初心者さんほど「まず丈夫そうで、よく食べて、よく動く」方向を優先していいんですよ。
店やブリーダーさんに聞くと安心できる質問の例
聞けるなら、
「普段の餌の内容と頻度」
「ライトや保温の管理」
「今までどんな環境で育ってきたか」
を確認しておくと安心につながります。
質問するのって気まずい気がしますけど、ここで遠慮して後から困るほうがしんどいんですよね。
「この子は普段どんな野菜を食べていますか」
「ライトはどんなものを使っていますか」
「温度はどれくらいですか」
みたいな聞き方で十分です。
相手の反応も含めて「安心して迎えられるか」を判断できますよ。
性別ごとの“傾向”を知っておくと安心
ここは「怖い話」ではなくて「落ち着くための予習」です。
性別によってこういう行動が出ることがある、という目安を知っておくと「うちの子おかしいのかな」と不安になりにくいです。
ここまで見て「なんか大変そう」と思ったかもしれませんが、全部が必ず起きる話ではないです。
あくまで傾向なので「そういうこともあるんだな」くらいで大丈夫ですよ。
オスに多いと言われる傾向
オスは
- 少し活発に見えたり
- 成長してくると落ち着きがなく見える時期があったり
- 同居個体がいる場合に追いかけたり乗ったり
ここで大事なのは「単独飼育かどうか」なんですね。
一匹で飼うなら、活発でも「元気だなあ」で済むことも多いです。
逆に多頭飼いを考えているなら、相性や距離感が問題になりやすいので、最初から同居を前提にしすぎず、必要なら分けられる準備をしておくと安心ですよ。
メスに多いと言われる傾向
メスは比較的おっとりに見えると言われることが多いです。
ただ、メスの場合は成長してから卵を産む可能性があるので「そのとき慌てない準備」を知っておくと心がラクになります。
例えば、急に落ち着かずに動き回る、床材を掘ろうとする、みたいな様子が見えることがあります。
そういうときは環境を見直したり、心配なら早めに詳しい人や動物病院に相談したりできると安心です。
卵の話は不安になりやすいので、ここで必要以上に深刻に考えすぎないのもコツですよ。
性別がわからなくても飼育は問題ない
「性別がわからないと選べないのでは」と焦る方も多いですが、ここは安心して大丈夫です。
小さいうちは性別がはっきりしないことがあるんですね
お迎えするサイズによっては、性別が断定しづらいことがあります。
だから性別が確定していなくても、それ自体が悪いことではないんですね。
性別が不明でも、毎日の世話は回ります。
むしろ「まずは環境と世話を安定させる」が先です。
性別が確定してから困ることは少ないですよ
性別があとから分かったとしても、単独飼育なら日常の世話が急に変わることは多くありません。
多頭飼いをする予定がある場合は別ですが、初心者さんがまず一匹で始めるなら、性別を最優先条件にしなくても大丈夫です。
もし「絶対オスがいい」「絶対メスがいい」と強く思う理由がないなら、性別より「元気そうで安心して迎えられる子」を選ぶほうが、結果として後悔しにくいですよ。
性別による行動の変化が出たときの見方と動き方
成長してから「あれ、こんな子だっけ?」となることはあります。
ここで焦って環境を総入れ替えすると、余計に分からなくなることがあるので、順番だけ決めておくと安心です。
まずは「環境の基本」を落ち着いて見直す
活動量が増えた、落ち着かない、というときにまず見直したいのは、温度やライトや日照時間やレイアウトです。
季節の変化や部屋の温度で、動き方が変わることもありますよね。
だから「性格が変わった」と決める前に、まず環境を確認してみると落ち着きますよ。
変えるなら一気に変えず、一つずつにしたほうが原因が追いやすいです。
メモを取っておくと「何を変えたらどうなったか」が見えてきます。
次に「食欲」と「排せつ」と「様子」を見る
環境を見直したら、次は食欲や排せつ、見た目の様子を観察します。
- 元気はあるけど食べない
- 食べるけど動かない
ここで「触って確かめたくなる」気持ちが出やすいんですけど、触りすぎはストレスになることもあります。
まずは観察と記録で落ち着いていくのが安全ですよ。
心配が続くときは、詳しい人や動物病院に相談できるようにしておくと安心ですね。
「性別で選ぶ」より「自分の生活で続けられるか」を先に見る
最後にいちばん大事なところです。
オスかメスかで悩んでいる時点で、あなたはすでに命に対して丁寧なんですよね。
その丁寧さを、選び方の軸にしてあげるのが一番です。
長い付き合いを想像して「続けられる形」を先に作る
リクガメは長い付き合いになりやすいので、
「温度管理や掃除やごはんを続けられるか」
「旅行や外出があるときにどうするか」
「住環境的にライトや保温ができるか」
ここを先に考えるほうが後悔しにくいです。
性別を気にしすぎると、ここが後回しになりやすいんですね。
逆に言うと、この部分が整っているなら、性別の違いがあっても対応できる余裕が出てきますよ。
多頭飼いを考えているなら「分けられる前提」で考える
もし将来的に複数飼いたいなら、性別は少し重要度が上がります。
オス同士はぶつかりやすいと言われますし、オスとメスを一緒にすると行動が変わることもあります。
だから、最初から「ずっと同じ空間で仲良く」を前提にしすぎないほうが安心です。
分けられるケージやスペースを用意できるか、相性が合わないときにどうするか、ここまで想像しておくと「多頭が不安で動けない」が減りますよ。
まとめ:オスかメスかより「安心して飼える気持ち」を大切に
リクガメは、オスとメスで飼育の難しさが大きく変わることは少ないので、性別にこだわりすぎなくても大丈夫です。
性別による傾向はゼロではないけれど、実際に差が出やすいのは個体差や環境なので、まずは健康そうかどうかと自分の生活で無理なく続けられるかを軸にすると安心につながりますよ。
「オスかメスか」で迷って足が止まるのは、ちゃんと命を考えている証拠です。
だから焦らなくて大丈夫です。
焦らずに選ぶほど、後悔しにくい選び方になりますよね。
全体の不安を一度整理して「自分は本当に飼えるかな」を落ち着いて確認したいときは、こちらも参考になりますよ。
⇒「はじめてのリクガメ飼育|後悔しないために最初に整理したい6つの不安」
