新盆に飾る花は菊以外の花でもいい?色の決まり事ってあるの?

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新盆でも普通のお盆でも、お盆シーズンになると花を飾りますよね。

基本的には仏花を買えばいいわけですが、新盆だといつもとは違うのかな?という疑問も出てきます。

お盆やお彼岸が近くなると、ホームセンターやスーパーなどでも仏花が売られていますが、一番多いのは白や黄色の菊の花束です。

もう少し値段の張るものになってくると、色もカラフルになって赤のカーネーションや紫のスターチスというかわいい花も添えられていたりします。

でも、新盆なのだし、いつものお盆の花でいいのかな?と悩んだりしますが、豪華さはさておき「白を基調にした花」を選ぶとよいそうです。

自宅に人をたくさん呼ぶから見栄えがいいものがいいなと思うのであれば、花屋さんに行って

「新盆で飾る仏花をください」

と伝えて、予算などを言えばプロなのでいい感じに造ってくれますよ。

いつものお盆だと平均金額が1束600円くらいなので、1000円くらいにグレードアップして、2束で2000円あたりが妥当ではないでしょうか。

ちなみに仏壇やお墓に飾る仏花は本数が決まっていて、3本・5本・7本と奇数なんです。

なので、値段で言わずに本数で注文するという手もありますよ。

また、仏壇にあげてはいけないNGな花が5つあります。

①ドライフラワー
②バラなどのとげのある花
③毒のある花(彼岸花やチューリップ)
④匂いのきつい花
⑤すぐ枯れる花(1日でぽろぽろ落ちる花もあります)

ユリなどは室内に飾るとかなり匂いがきついですが、お葬式に参列したりすると、ユリの花も飾られていたりするので絶対ダメというわけじゃないと思います。

ただ、強い香りが苦手な人もいるので、人が集まる新盆などでは配慮として飾らないほうがいいかもしれませんね。

もし、故人が好きだった花だったのなら、飾ってあげてほしいかなとも思いますが・・・

お盆に飾るお花の種類を紹介!新盆は白を基調としたお花を!

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お盆に飾る花の種類を紹介したいと思います。

他の色の花を入れてもいいのですが、新盆の時は基本的に白を基調として選びましょう。

なぜ白かについてはいまいちよくわかっていませんが、新盆に限っては特に白をメインにということです。

なので、白装束とか新盆の迎え盆に白い提灯を飾るということとつながっているのかなと思います。

全部白でもかまいませんが、花屋さんで特注しないと白い花だけの仏花というのはあまり売られていませんね。

新盆の場合は、だいたいお葬式をした葬儀屋さんが声をかけてくれるので、わからないことが多い時は、祭壇のことや花のことなどをお願いすると楽ですよ。

新盆では祭壇と仏花と提灯を飾ります。

一般的に多いのは白を基調として、黄色と紫色(またはピンク)の3色で構成された仏花が多いです。

基本的に同色の花は入っていないので、少し豪華になると赤のカーネーション、青系の花などが増えていきます。

どういった基準で花の種類が選ばれているかというと、一番の理由は長持ちするというのが大きいですね。

お盆は5日くらいあるので、その間に枯れてしまっては大変です。

菊やカーネーション、スターチスなどはとても長持ちなのでお盆の花として選ばれやすいですね。


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お盆の花にほおずきを飾るのはなぜ?どうやって飾るの?

お盆には仏花だけじゃなく、ほおずきも飾るのが本来の習わしです。

時代と共に仏花しか飾らない人も増えてきましたが・・・

昔はほおずきなんてそのへんに生えてたんですよね。

わざわざ買わなくても生えてるのを切って飾るだけでした。

今はお店で買わないと手に入りませんから、なくてもいいかなって思う人もいるのではないでしょうか。

なぜほおずきを飾るのかですが、ご先祖様が家に帰るための道しるべになるからです。

ほおずきってよく見ると提灯に似ていますよね。

ご先祖様が暗闇で迷子にならないように、提灯で照らして家まで案内してあげるのですよ。

ちなみに「ほおずき」を漢字で書くと「鬼灯」なんです。

灯はわかりますが、鬼がつく由来までははっきりわかりませんでしたが、ちょっと怪しげな雰囲気からきているようです。

迎え盆でお墓に行って、提灯に火を入れて家まで持っていくというのもありますね。

庭で火を焚いて迎え火なんていうのもありますし、地域によって迎え盆の方法も様々です。

ほおずきの飾り方ですが、盆棚や仏壇、お墓などに仏花と一緒に飾ります。

盆棚の場合は花瓶に挿すのではなくて、横に吊るします。

ほおずきがまるでお祭りの提灯のようにみえてかわいいですよ。

新盆を迎えた方のツイートです。こんな感じで飾ればばっちりですね。

初盆のお供えの花はプリザーブドフラワーでもマナー違反にならない?

「新盆のお供えの花は生花じゃないといけないの?」
「プリザーブドフラワーを贈りたいけどマナー違反にはならないか心配」

こんなこと考えたことありませんか?

結論、新盆のお供えの花はプリザーブドフラワーでもマナー違反にはなりません。

故人をしのぶ気持ちが一番大切なので、生花かプリザーブドフラワーかということは問題ありません。

ネットで調べてみると、お供え用のプリザーブドフラワーを販売しているサイトがたくさんあります。

中には新盆にお供えできそうな白を基調にしたプリザーブドフラワーもありましたよ。

故人の好きだった花を長く飾ることができるので、プリザーブドフラワーは故人にも家族にも喜ばれるのではないでしょうか。

初盆のお供えの花をプリザーブドフラワーにすることのメリット

お盆はお客さんがたくさん来て、バタバタ。

生花だと

  • お水を替えたり
  • 花を日光に当てたり
  • 枯れていないか気にかけたり
と、やることが多いですよね。

プリザーブドフラワーは水替えなどのお世話は必要ないので、お客さんの対応で忙しい家族にも喜ばれるかもしれません。

それに、枯れないから長く飾ることができるのでありがたいですよね。

買う時は少しお金がかかりますが、2年は綺麗な状態を保ってくれるので、長い目で見るとコストパフォーマンスは生花よりいいです。

新しく仏花を買いに行く手間も省けます。

私はズボラなので枯れない長持ちするプリザーブドフラワーをもらえたら、とても嬉しいです。

初盆のお供えの花をプリザーブドフラワーにすることのデメリット

プリザーブドフラワーは匂いがないので、花の香りを楽しみたい方には不向きです。

また、数年単位で飾ることはできるので、花で四季を感じることができません。

私のようなズボラ人間ならプリザーブドフラワーはもってこいですが、花が好きでマメに世話ができる人には不向きなのかもしれません。

でも、プリザーブドフラワーはデメリットよりもメリットが多いので、新盆のお供えの候補にしてみてはいかがでしょうか。

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新盆に飾る花のまとめ

新盆は故人にとっても遺族にとっても特別な日なので、白を基調にした華やかな仏花を飾るとよいでしょう。

ほおずきは鬼灯とも書き、ご先祖様が道に迷わないように灯をともして道案内をする役目をしています。